ブックマーク

2006-09-09

本をスキャンするということ

以前、本をスキャンして電子情報化する話について書いたが、図書の電子化について興味深いブログを見つけたのでブックマークしておく。

bookscanner記

黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)

この分野で圧倒的な先行者である Amazon, Google への考察や、書籍が電子化されるとどうなるか/電子化するとき何が問題になるか、についての(一般論や印象論を超えた)検証・分析があって勉強になる。

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2006-04-19

ヴェブレン『有閑階級の理論』

ソースティン・ヴェブレンは、100年ほど前のアメリカの経済学者・社会学者。余丁町散人(橋本尚幸)さんのブログに、その著書『有閑階級の理論』の抜き書きが書かれている。

ヴェブレン『有閑階級の理論』……たまには古典を読むのも面白い

“衒示的消費”という概念が面白い。ヴェブレンの洞察は100年後の日本をも見通しているような気がしてくる。

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2006-02-23

a boy and his dog

Kazu Kibuishiさんの描くマンガ 『copper』

Radium Software Development経由で知った。気に入った。

CLIMBING」なんか、絵と物語がいい塩梅だ。プリントアウトして、壁に貼ってみる。

なんだか “少年と犬” モノによわいような気がしてきたな。 『ウォレスとグルミット』の長編新作も、もうすぐやってくる。

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2005-10-08

世にもマレなる沢田マンション

たまたまネットで知った「夫婦が手作りで作った鉄筋コンクリートの共同住宅」。興味深い。洞窟があったり、スロープで車が3階まで登れたり。独特の住人のコミュニティができあがっているみたいだ。

建築マップ 高知県 沢田マンション

Amazon.co.jp:本: 沢田マンション物語

沢田マンションどっと混む

けんちゃんのどこでもコミュニティ : 沢マンに住んでいる人たちへのインタビュー

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2005-07-08

乾いた日本、湿ったヨーロッパ

梅雨の季節に不釣り合いなエントリだけれど。

乾いた日本、湿ったヨーロッパ

一年を通じて見ると、日本はそんなに「湿っていない」ということか。

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2005-07-02

SFオンライン

純粋なSFというのは、衰退し続けているジャンルなのだろう。とは、ここ10年くらい、書店の中のハヤカワ文庫SFの品揃えを見て思うことだ。定番の作家の本と(業界内で話題の)新作が小さなエリアに押し込まれている。

自分が中学や高校の頃は、もっとたくさん並んでいたのになあ。

もっともそう言う僕自身、SFをほとんど読まなくなって久しいのだから、この現状を嘆く資格はないのだが。

最後に読んだハヤカワ文庫SFの本は何だったかな、と思い出してみる。たぶん、マイケル・レズニックの「キリンヤガ」かコードウェイナー・スミスの「第81Q戦争」だろう。そしてこれらの本に出会う契機になったのが、「SFオンライン」だ。

「SFオンライン」は、Web上の月刊雑誌というスタイルで1997年2月に始まり、2002年2月の第60号を最後に休刊した。休刊後も(バックナンバーも含めて)So-net上に残され、アクセスすることができる。SFに関連したトピックの特集、SFを中心に科学系のノンフィクション、ファンタジーなどの書評、映画評があった。(今、見返してみて「小説もあったんだな」と気づく) 毎月、コンスタントに見ていたのは書評と映画評のコーナー。あと見ていたのは、興味のある特集(「ロケットの夏(98年7月)」や「ロボットの時代がやってくる(97年10月)」が記憶に残る)とか、「帰ってきた螢雪ジェダイ」とか。そうそう、「ファビュラス・バーカー・ボーイズ・ゴー・アメリカ」も。

そして書評の中で「キリンヤガ」や「第81Q戦争」を知ったのだった。

当時、これだけ内容の充実したレビューサイト(というくくりは適切でないかも)はちょっとなかった。それだけに(若干、失速感はあったものの)休刊は残念だった。収益モデルが立たなかったのが休刊の主要因だろうか。今なら広告などでペイするか、いややっぱり難しいかな。

ちなみにGoogleで「SF」を検索すると、いまだに「SFオンライン」が日本語のページの中の第2位になる。

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2005-06-25

創造的な組織の法則

Newsweek日本版(2005.6.1)より。

ノースウェスタン大学の研究者らがサイエンス誌に掲載した報告について。彼らは学術研究のチームとブロードウェイ・ミュージカルの制作チームについて統計的に調査し、成功要因を調べたという。

そこから抽出された、最も成功したチームの特徴。

1. ベテランと新人を織り交ぜたチームであること。
2. 過去に一緒に仕事をしたことのないベテランが少なくとも数人いること。

「誰でも過去に一緒に仕事をした気心の知れた相手と組みたがるが、それは避けたほうがいい」らしい。ふーむ、確かに同じメンバーだと、(深く考えずに)過去にうまくいったやり方をそのまま採用してしまいがちな気はする。

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2005-06-20

スタイルシートでデザインする過程のアニメーション

BMediaNode経由で見つけたもの。

MBoffine.com : Designline - A Design Timeline

シンプルなHTMLに対してCSSで修飾していく過程をアニメーションGIFで見せている。

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2005-05-12

ジャーナリズム雑感 (寺田寅彦)

結城浩さんのwww.textfile.org経由で読むことができたもの。

「ジャーナリズム雑感」 (寺田寅彦)  [青空文庫より]

寺田寅彦は戦前の物理学者で、巧みな随筆でも知られている。この随筆は初めて読んだ。

実は、結城さんのページの紹介では 「寺田さん」による とだけ紹介されている。こちらはまんまとひっかかって、現代のコラムとして読み始めてしまった。文体はたしかに時代を感じさせるが、書かれている考察は現代に通じるものだ。リンクを経由して書き手が違うサイトへと渡り歩くWebの特性を生かした、鮮やかな(時間を超えた)ジャンプ。

このちょっと長めの随筆では、ジャーナリズムへの考察(現実を類型にはめ込む、現実の物語化、スクープ主義と特定のニュースへの集中、主催イベントの過剰報道などなど)のみにとどまらず、科学者の現実へのアプローチ、科学と報道との関係といったサブテーマがちりばめられている。それらの考察がまた、現代にも(多少形が変わっていることはあれ)いちいちあてはまるように感じられるものなのだ。

この随筆が掲載されたのは、昭和九年四月の中央公論。実に70年以上前のことだ。なんと射程の長い洞察力だろう。あるいは(日本)社会に、なかなか変わらない本質があるということなのか。

なお、この随筆の終わりの方に書かれているジャーナリズムの問題点の中には、現代においてはWebやブログなどによって解決され始めているものもあるかもしれない。そのへんについて考えてみるのも面白そうなのだが、今日はこのあたりで。

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2005-04-20

マンダラのような形 ~ 双曲平面一様充填形

解説(数学用語)を理解できないのがくやしいが、多様な形に見とれてしまう。

[ブックマーク] Mandara ~ 双曲平面一様充填形の世界 ~

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