ツノってなんだ?
何の拍子か、ひとつの疑問が浮かび上がった。 それがどうした、わかったところで何になるというレベルの疑問だけれど。
「ツノ(角)って、補食される動物にしか生えてないような気がするけれど、なんでだろう?」
ツノを生やしている動物といって思い浮かべるのは、シカや牛やサイ。 いや、待てよ。 ひとくちにツノと言っても、頭に2本生えてるヤツと鼻に一本生えてるモノをひとくくりにして考えていいのかな…。
うーん、爬虫類(とくに恐竜)まで範囲を広げると、トリケラトプスなんかは頭に2本、鼻に1本だったな。ケラトプス類には本数の違うヤツもいろいろいたが、これらも草食動物だな…。
いやいや、たしかカメレオンにも小さなツノがあったはずだが、カメレオンは虫を食べる捕食者だよな。
なんだか混乱してきたぞ。 基本に戻って考えよう。 ツノを持つ動物の起源は…、むー…、そうか、原始的な生物までさかのぼるなら、「ツノの前にまずトゲありけり」だ。ウニのたぐいとか、ハルキゲニアとかああいう奴らだな。 これは“捕食者から身を守る上で都合がいい”ために発達したと考えて良さそうだ。
…だが、それらと大型動物のツノを一緒に考えて良いモノだろうか…。 シカやレイヨウの仲間のツノは、捕食者に対応するためというよりは、同種間(特にオス同士)の優劣を決めるために発達しているようにも思えるなぁ。
ディスプレイ用途にツノを持つ捕食動物がいてもよさそうだが、どうもその例が思いつかない。肉食恐竜にそういうヤツはいたかなぁ。 捕食される側だと「ちょっとツノがある」でも淘汰圧に対して優位になるが、捕食者だと不利で進化しようがないのだろうか。
うーん、……。 結論に至らず。 ツノってなんなんだ?
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