« 新チンクエチェント | トップページ | テニスって素晴らしい »

2007-06-30

N700系のぞみの“顔”

「鉄っちゃん」ではないつもりだけど…。

東海道新幹線の新しいのぞみ“N700系”は広告などで見て、なかなかかっこいいと思っていた。 見た目のかっこよさでは「やっぱ500系が一番!」なので、それと比べると見劣りするけれど、700系と比べるとずいぶんいい“顔”(フロント部のデザイン)になったなあと。

そのN700系の顔の秘密についての記事があったので、興味深く読んだ。

新型新幹線「N700系」の“顔”を生んだ「遺伝的アルゴリズム」の秘密【その1】
新型新幹線「N700系」の“顔”を生んだ「遺伝的アルゴリズム」の秘密【その2】
新型新幹線「N700系」の“顔”を生んだ「遺伝的アルゴリズム」の秘密【最終回】 (日経トレンディネット)

700系の特徴的な“かものはしフェイス”がトンネル突入時の騒音低減のために生まれたというのは知っていたが、今回のN700系開発にあたってはさらなる最適化が求められ、そしてそのその難題にちょっと違ったアプローチで立ち向かったことがわかりやすく説明されている。文体は軽くてとっつきやすいが、内容は本格的(その分、ページ数も多くなったが)。いい記事だなぁ。

それにしても流体まわりの最適化って、なかなか一筋縄ではいかないものだ。航空機におけるエリアルールウィングレットの効果なんてのも、最初に気づく(そしてそれに確信が持てる)までにはきっと色々なドラマがあったんじゃなかろうか。

最後に。上記の記事にたくさんある700系とN700系の写真を見ているうちに、「700系の顔の印象を悪くしている(あくまで個人的な印象)のは、ライトの配置なんじゃないか」と感じはじめた。フロント部を“顔”と表現するときライトは目に相当するわけだが、700系は両目が寄り目気味に高い位置についているので、よけいに“下ぶくれ感”が強調されてしまっているのではないかと。その点、下部のふくらみ部分に両目を前進させたN700系では、新形状が生んだ“鼻筋”の効果もあって、精悍な感じに見えるのかもしれない。

|

« 新チンクエチェント | トップページ | テニスって素晴らしい »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: N700系のぞみの“顔”:

« 新チンクエチェント | トップページ | テニスって素晴らしい »