Wikipediaの未来(の二つの顔)
Wikipedia(ウィキペディア)は誰でも(基本的に)自由に参照・投稿・編集可能なWeb上の百科事典。このブログでは、これまで何度も人名や用語の説明のためにリンクしてきた。これまでもっとも多くリンクしているサイトかもしれない。
最近、そのWikipediaに関するニュースがいくつかあったのでブックマーク。
Wikipediaが登録制に――虚偽投稿対策で (ITmediaニュース)
成長の痛みを味わうWikipedia--2つの「事件」で問われる在り方 (CNET Japan)
「冗談でやった」――Wikipediaへの偽投稿で謝罪 (ITmediaニュース)
「オープンソースコンテンツ」に品質管理はない (ITmediaニュース)
「Wikipedia、科学分野では正確」――Nature誌が調査 (ITmediaニュース)
Yahoo!のニュースページからもリンクされるようになったWikipedia。今後、信頼されるサイトとして発展していくか。あるいは信憑性の疑わしい記述の山とみなされるようになるのか。
思うに、Wikipediaには既にそこそこ以上の品質の記事がたくさんある。利用していて、たいていの場合は「そこそこ役に立つ」「無いよりはずっとまし」というくらいの満足を得られる。(それ以上の満足を得られることも多い)
だから、まずいことが起きるのは「意図的に誤った記事をばらまく輩への対応」「書き手の主観によって見解が大きく異なる項目」に関してではないかと思う。
オープンソースで開発されるソフトウェアとのアナロジーで考えると、「安定版」と「開発版」という系列を導入するのも良いかもしれない。(スラッシュドットでも同様の意見があったような)
(参考)関連したスラッシュドットの記事
・Wikipediaが記事作成を登録ユーザのみへ制限
・Wikipediaに「冗談で」偽投稿した男性が無職に
・Wikipediaがセミ・プロテクション導入へ
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